今は亡き上島竜兵さんのネタで、
「押すなよ!押すなよ!絶対押すなよ!」
というものがありますが、あれは、
「押してください。」
を意味していますよね🤔
これは現実世界でも言えることだと思います。
5年ほど前に私が販売のお仕事をしていた時に、かなり癖の強いお客様がいました。
思い込みが強く、霊的なことに詳しいのか、
「お店の端っこに霊がいる!」
と騒いでは急に泣き出したり、数日前に買っていただいたブレスレットのパワーストーンについて、
「悪霊が入り込みました!助けてください!」
と連絡があったり、それはそれは大変なお客様でした。
最初はこのお客様の担当は私の上司だったのですが、ある日私は上司のお客様全てを引き継ぐことになり、
この癖の強いお客様の担当もすることになったのでした。
私は、
「絶対にこのお客様の対応はしたくない!」
と思っていたのですが、その日のうちにそのお客様から超無理難題の連絡が入っていたわけです。
「あれ?もしかして私、強く引き寄せてる….?」
そのお客様に抵抗すればするほど、商品に全く関係のない内容で連絡が入ったり、出禁にしてもOKなくらいのクレームが入ったりしていたのです。
このことから、誰かに抵抗すればするほどますます相手はヒートアップすることに気がつきました。
それに気づいてからは思い切って受け入れようと思いました。
いわゆるサレンダー(降参)というものです。
「もういいです。あなたに一切抵抗しません。喜んで迎え入れます。どうぞいつでも来てください。」
そのようなスタンスでいたところ、その日を境にぴたっと連絡が来なくなったのです。
たまに商品のご注文をいただくだけで、今までのような無理難題を言われることもなくなり、お店に霊がいるとか、パワーストーンに悪霊がついてきたとか、そのようなことは言われなくなったのでした。
このことから、何事も抵抗しなければ勝手に調和が生まれると確信しました。
これは人間関係だけに言えるものではなく、自分の健康であったり、金銭的なものであったり、全てにおいて言えることです。
現実世界では目を背けたくなる事実がたくさんあることでしょう。
貯金がなかったり、思うような出世が叶っていなかったり、昔より太ったと思っていたり、言うことを聞いてくれない家族がいたり、部屋が散らかっていたり….。
しかし、これをありのままに受け入れることから開運は始まります。
私も自分の事実を直視なんてしたくありませんでした。
体重は増える一方で体重計に乗ってショックを受けたくなかったですし、増える一方の借金の総額を知りたくはなかったですし、部屋が散らかっているところを直視したくなかったのです。
しかしある日、
「明らめる」
ということをやってみました。
仏教で言う、「明らかに見る」ということです。
ただ事実を明らかに見るのですが、
事実だけを明らかに見た結果、ただ事実に大きな幻(思考感情)をつけて解釈し、物事を大きくしてしまっていたことに気づきました。
例えば、
【私は太っている】という思い込みから幻(思考感情)を外すと、
【私は体重が○○キロある】
という至極シンプルになるのですね。【私は太っている】というのは私の基準だっただけで、巨漢大国の人たちから見たら栄養失調レベルだと解釈されることでしょう。
そして、
【私は貯金がない】
という思い込みから幻(思考感情)を外すと、
【私の貯金額は○○円である】
というものになります。ちゃんと貯金はあるのです。きっと戦時中の人たちから見たらかなり贅沢な金額だと思います。
これらの事実をありのままに見て、受け入れたことで抵抗がなくなり、抵抗のエネルギーがなくなったおかげで勝手に物事が良くなりました。
この宇宙は繁栄の方向に常に向かっているからです。これは人生の全ての分野を繁栄に導き、潤します。
人間関係で言うと、ものすごく嫌な人がいたとします。
私の実家では父親がかなり理不尽な言動行動をしていたので全員から嫌われていたのですが、家族全員で父親の悪口を言っていました。
今思えばその悪口を言うことによって父親にエネルギーを注ぎ、余計に父親がヒートアップしていたのだと思います。
これまでの私の人間関係を考えても、嫌な人に対して強い恨みを抱いていたらやはりその嫌な人がさらに嫌なことをしてきたことを覚えています。
私が北新地で働いていた時に、かなり情緒不安定な上司がいました。
その上司に振り回される人がほとんどだったのですが、私は完全に「無関心」でいました。
ここで言う「無関心」とはその人をシカトするという意味ではなく、
その人から言われたことはある程度従うけれど、一切影響を受けないと決めたという意味です。
そうしていたら全く振り回されることなく、自分自身は理不尽なことを言われることもなく、平和に過ごせていたように感じます。その上司とも普通に円滑なコミュニケーションも取れていたと思います。
確かに以前の私ならかなり憤りを覚えるような言動行動をするような人だったのですが、
その人に抵抗のエネルギーを向けることで余計にヒートアップすることは分かっていたので、完全に無関心になることが出来ました。
もし周囲の人で自分を困らせるような言動行動をする人がいる場合、思い切って受け入れてみてください。
いえ、確かに受け入れ難いと思うので、最初は関心を向けることをやめることです。
それでも難しい場合があると思います。憎たらしくて仕方がなかったり、考えずにはいられないくらいその人との間に溝が生まれている場合などです。
その時は、
「その人に対して考えていたい欲求」を手放すことです。
実は自我さんは対人トラブルがあった時はその相手のことについてずっと考えていたいのです。
頭の中でどう復讐してやろうかと考えたり、どう打ち負かせば良いのか考えたり、相手を憎み悔しい思いでいっぱいになっていたり、
これらは全て相手に対してエネルギーを注いでいます。余計に今の状況を悪化させるだけなのです。
それに気づいたら、「相手について考えていたい」欲求を手放すと良いですね。
この思考感情を持っていることに気づくだけで手放しの効果はかなりあります。
そうして手放していくことで完全に相手に無関心になれる時が来ます。
そうなれば勝手に相手がいなくなるか、円満な関係になるか、相手が何もしてこなくなるかのどれかです。
「相手について考えていたい欲求」を手放すと心の中がどのような状態になるのかというと、
「相手について考える必要がなくなる」ということになるのです。
考える必要がないということは、相手が存在していないか、円満な関係になっているか、相手が無害な存在になっているということになるのですね。
自分に攻撃をしかけてこない植物に対しては、よっぽど植物が好きではない人なら無関心だと思うのです。ましてや植物がそこにあったことすら気づかない人もいるでしょう。それと同じです。
心の内側が外側の現象となって現れるので、自分の内側で完結できるのです。これ以上ないくらい簡単なことだと思います。
別件ですが、もし周囲に攻撃的な人がいる場合、自分の中の攻撃性の現れだったりします。
誰かに対して言葉を選ばずズバッと言ってしまいがちの性格の人は、誰かに攻撃されがちですので、
自分が優位に立っていたいという思いを手放す必要があります。
自分が優位に立ちたいという思いは、自分は劣っているからそれをカバーしたいという思い込みの反面でもあります。
自分が優位に立ちたいという思いが手放せれば、優位に立つ必要がなくなります。
いつのまにか優位に立っていたり、人から尊敬されてのしあげられたり、自然と人から愛されるからです。
ズバッと言ってしまいがちな人に限って、
「私はすぐズバッとはっきり言っちゃうタイプだから!!」
と前置きしている人が多いように感じます。これは力の誇示でもあります。誇示することによって自分を守っているのです。
しかし実際にお話を聞いてみると、人よりも繊細な部分があり、実は何かに怯えていたりもします。
私の父は言葉を選ばずハッキリと物を言って人を傷つけるようなタイプだったのですが、何よりも孤独を恐れている人でした。
自分を守るために力を誇示する。しかしもう力を誇示する必要はないのだと気づいて手放すことによって、いつのまにか周囲から愛されるようになります。この世界はパラドックスですね。
また、自分の価値が低いと思っている方も人から攻撃されがちです。価値がないから攻撃されて当然だと潜在意識は思っているからです。
これらの思い込みは全て自我さんの思い込みであり、本当の自分ではないのでこれに気づくことで影響を受けることもなくなっていきます。
私は以前とても攻撃的な男性に出会ったことがありました。
北新地で出会ったお客様だったのですが、やたらとお店のスタッフに強くあたったり、周囲のお客様にガンを飛ばしたり、それはそれは強気なお客様でした。
すぐに分かったのですがその言動行動は彼のコンプレックスの現れでした。
よくチワワがゴールデンレトリバーに吠えているシーンを思い出すのですが、
彼の身長は私よりもはるかに小さかったのです。
私は15センチのヒールを履いていたのでさらに彼を見下す形になってしまったのですが、
ご一緒していたご友人の方が私にこっそり、
「あいつさ、身長が小さいのとお酒が飲めないからっていつも強気なんだよね。小さいけどキレたら怖いんだよね。舐められないように必死なんだろうね。」
と教えてくださいました。
自己防衛の現れなんだろうなと思いました。
彼の潜在意識の大前提には、
「俺が身長が低いから人から舐められる。だからいつも強気でいなくてはいけない。」
というものがあるのだと思います。
だから強気でいないといけない現実が起きてくるわけなのです。
彼のトラブル話をうんうんと聞いていたのですが、まさに内面がそのまま現実世界に投影されていると感じました。
接客業を通し色々な人を客観的に見てきたおかげで、最適な人間関係の在り方がわかりました。
それは、目の前の人たちをありのままに受け入れ、無関心であることです。
ここで言う無関心とは、信頼しているからこそその人におまかせするという意味です。
仮に嫌な人がいたとしても、抵抗すると余計にその人はヒートアップします。
これを受け入れてみるだけで人間関係は大きく変わります。
宇宙は繁栄の方向にいつも動いているので、人間関係では調和が生まれ最善の方向に導かれます。
そうなるとその嫌な人との最適な接し方が分かったり、その人が異動になっていなくなったり、単に攻撃して来なくなったりします。
この世界での悩み事は人間関係がほとんどだと言われます。
しかし実際はその人に対してアプローチをするよりかは、自分の内面さえ整えておけば良いのです。
私は今では完全ストレスフリーです。誰と接しても仲良く出来ますし、どんなにジャンルが違う人とでも必ず調和が生み出せるからです。
自称・人アレルギーだった私がここまでなれたので、今もし人間関係で悩んでいる方でしたら尚更うまくいくと思います。
ぜひ、ご自身の内側にもぐり、ありのままに見つめてみてくださいね^^
それでは今回もここまで読んでいただきありがとうございました✨
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