「思考しなくなるって、人としてダメなことじゃない?」
「もっと考えて行動しないとダメじゃない?」
「思考しなくなることは人をやめることなんじゃないの?」
「何も考えないということはどうなるの?」
空の境地という究極の幸せの境地に辿り着くためには、思考をまず消すことですよとお伝えしているのですが、
上記の疑問点はきっと多くの人が思うことだと思います。
私自身の体験ですが、今回は思考しないことで生きるそのさまざまなメリットについて書いていこうと思います☺️
まず朝起きた時ですが、
その瞬間にこの世界に生まれた感覚がします。
朝目が覚めた時に自分が何者なのかさっぱりわからない時間がしばらく続き、そのうち「なおさん」として生きていたことを思い出し始めるのですが、カーテンを開けて青空を見た時に、
はじめて見た感覚になります。
なんか感動するんですよね。
今まで当たり前だと思っていたこと全てがみずみずしい新しい体験として目の前に現れているような感覚になるんです。
思えば小学生の時は毎日が感動体験の連続でした。
・あれをやったらどうなるんだろう?
・やってみたい!
・あぁ、こうなるんだ!
・楽しい!
・次はあれがやってみたい!
という感覚で、毎日を夢中に生きてきた感じです。
しかし大人になるにつれてあらゆることが、
「もうそれ知ってるよ。」
になっていきます。
毎朝起きてカーテンを開けてうんざりしながら「当たり前」に直面し、毎日同じことの繰り返しにうんざりしていました。
感動なんてほとんどありませんでした。というよりかは、感動するという感性が失われていったように思います。
初めてアルバイトをした時は感動の連続でした。
はじめて自分でお仕事をこなせるようになって、人生初のお給料をいただけて、人生初の大きなお買い物をして、ひとつひとつが「はじめてのこと」としてとっても嬉しい体験として楽しんでいました。
しかしさらに大人になるにつれてある程度のスキルが磨かれていくと、
「それって出来て当然だよね。」
「なんならスマホ片手に操作しながら出来るよ。」
「またその作業かー。」
「もう完全にマスターしているから面白みなんて全くないよ。」
という風に思うようになっていきました。
だから本当は美しい彩りでいっぱいのこの世界に対しても何も価値も見いだせなくなって、ついには生きることに無気力になってしまうんですね。
過去の私がそんな感じでして、何の価値も感じないこの世界にいるのならいっそ死んでしまった方がマシなのではないのかと思ったほどです。
しかし空の境地を深めていくと、
「今この時に生まれた」感覚がしてくるのです。
「今この時に生まれた」ので、全てが初めて体験することになるのです。
だから少しのことで感動したりするんですよね。
一見馬鹿馬鹿しいと思う方もいるかもしれません。こればかりは体験してみるしかないのですが、
目の前の繰り返す日常に対して無価値感を抱くか、そのひとつひとつに感動して喜びを見出せるか、
どちらが良いのかは個人のお好みですので私は何も言いません。
しかしどちらも体験した私は、絶対に後者が良いなと思います。
感性がピュアな状態に戻るという感じでしょうか。
こんな私も皆さんと同じく、毎日同じことの繰り返しをしています。
朝起きて、お掃除して、お仕事をして、お料理して、ウォーキングして….
の繰り返しなのですが、感動ばかりの毎日です。
むしろこれが出来ていることに感謝の気持ちが湧いてきます。
この感謝の周波数のおかげか、毎日予想を超えたギフトが私の元に届いています。
やはり現実はパラドックスで、目の前のことを楽しみ、ささいだと言われることに喜びを見出していればびっくりするようなギフトが送られてくるものなのですね☺️
今までは大切な日常を卑下し、大きなギフトばかりを期待していたからこそ貧しい毎日になっていたのだと痛感しました。
日常に喜びを見出していないからこそ、もっと喜びを見いだせない状態を創造していたからです。
今ではとても幸福度の高い生活で、喜びで満たされた毎日です^^
瞑想を深めていくと自分が今まで揺らいできた「猫じゃらし」的な存在の情報にも惑わされなくなります。
・今のままの自分ではダメなのだ
と錯覚させられるような情報ですね。
この情報に惑わされなくなるので、対人恐怖も自然と治りました。
今ではどんな人と出会ってもなんとも思わなくなりました。緊張することもありません。
なぜなら、私は誰でもないからです。
もちろん多くの方からは「なおさん」として認識していただいておりますが、以前のような性格の「なおさん」は存在しないので、
ぼーっとしていると自分が誰なのか全くわからなくなっています。
しかし誰かとお話しする時はその人にとって最適なキャラクターが出てきてくれます。
と同時に、その人の対人恐怖度合いや自己肯定感も手にとるようにわかってくるようになりました。
なぜならそれを感じ取り、それに合わせて私のキャラクターも変化するからです。
これで最適なコミュニケーションが出来るようになったので、以前のような
「こういう早口なタイプの人には思う存分話させてから自分のターンに持っていく!」
という小手先のテクニックも不要になりました。
考えるよりも早く感じ取って行動に移せるからです。
やはり、
”考えること”と”感じること”のスピードは全く違います。
例えるなら探偵が目の前の状況を推理(思考)するよりも早く、登場人物の言動行動から一瞬で全てを感じ取り真実を突き止める感じです。
以前よりも自然と頭の回転が速くなったように感じます。
私は本が大好きですのでよく本屋さんに行くのですが、今流行りの本を手にとって読んでみても、
「これっていつも私がやっていることだ!」
と思うことがよくあります。
きっと無思考状態でいることは常に”最善の情報”が降りてくるので、本屋さんで情報を漁る必要もないのだと気づきました。
現代人は”考える”ことに重きをおいています。
一見これは人として成長するために必要なことだと思われがちですが、
それは実は余計な自我を成長させていることにも繋がります。
もちろん何を考えているかにもよります。
人を喜ばせるために何をすれば良いのかを考えるのはとても良いことだと思います。
しかしその前提が、
「目の前の人が不幸だから、自分がなんとかしなければ!」
というものである場合、相手の完全性を疑っていることになり、結果的に相手の力を奪っていることにも繋がります。
大切なことは、目の前の全ての人が「完全で円満」なのだという前提のもとで、相手を喜ばせようと思うことです。
すると自然と必要なインスピレーションが降りてきます。もしくは自然とそういった行動をしているようになります。
相手の自我さんを見るのではなく、相手の本当に完全で円満な「ひとつの命」を見ることによってお相手の”それ”が顔を出してくれます。
ぜひ、試してみてくださいね^^
今回は無思考状態でいることのメリットを書きました。
考えないでいることは一見こわいことなのかもしれません。なぜなら私たちは長年常に何かを考えてきたからです。
そして明日の予定であったり、抱えている問題であったり、考えなければ問題が悪化する!とか、予定を忘れたらどうするの!?ということも考えてしまいがちです。
しかし考えないでいることによって自然と全体にとって必要な行動を取るようになってきます。
忘れそうだと思いがちな明日の予定も、必要なタイミングで思い出したり、
大問題だと思っていたことも考えないでいることによって考えなくて良い状況になったり、
本当に命の力はすごいなと思います。
ぜひ、その境地を思い出していきましょう^^
それでは今回もここまで読んでいただきありがとうございました✨
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