なお
去年の今頃、私はお世話になっていた北新地のお店で実質クビ宣言を受けておりました。
幹部2人に個室へ呼び出され、それはそれは圧の強い態度でクビ宣告を受けていたわけです。
毎日あんなに優しかった上司がまるで別人のような態度で私を責め立てていた時、
私はショックと緊張とで冷や汗をかいておりました。
なんで私が？と思いながら、もうこのお店には無理をしてまでいる価値もないと思いそっとお店を去りました。
こうして一年経った今、その過去の私に言えることがあるとしたら、
「おめでとう！！！！」
なんです。
上司からクビ宣告を受けなければ出会えなかったすごい人たちがいました（世界各国の億万長者、パートナー、友達）。
クビ宣告を受けなければ手に入らなかったすごいものがありました（今の素晴らしい環境全て）。
何か古いものを手放したら、そこには必ず新しいものが入ります。
私にとってその古いものとは、北新地の環境だったのでしょう。
その環境を手放さなければ手に入らなかったものがありました。
この世界はすべてのものが創造と破壊のプロセスの繰り返しです。
どんなに小さなものでも、大きなものでも、1日の中の出来事も全て創造と破壊のプロセスがありますよね。
私は宇宙によって強制的に破壊と創造のプロセスを経ただけだったのです。
一見、破壊のプロセスだけを切り取って見ると心が痛いものです。
私の場合は、
「私ってこのお店にとって価値がない人なんだ…。」
という思いがよぎりましたし、
「どうして私を認めてくれないんだろう？」
という思いが湧いてきてとても辛かったです。
でもこの先の物語を知っている私からすると、そのシーンは起承転結の「起」の部分なんです。
素晴らしく美しい奇跡の物語への始まりの部分だったのです。
当時私は瞑想にふけっていたので、もう自分は何が起きても大丈夫だと思っていました。
でもクビ宣告を受けるとさすがに感情が揺らぎました。
これはエゴが、
「私は空の境地を掴んだのだからもう簡単に売り上げアップできる♪いつでもどこでも大丈夫♪」
というふうに思っていたので、まさかクビになるなんて1ミリも思っていなかったわけです。
だからクビ宣告を受けた時は、
「え？！空の境地を掴んでいる私がなぜこんな目に遭うの！？」
と動揺しました。今こうして書いていてもエゴ感万歳だなぁと思います。
「クビ宣告」
というのは、これだけを見るとマイナス要素に捉える人が多いと思います。
でも一連の物語を知っている今の私は、このクビ宣告は一種の幸運のお知らせなんです。天使のラッパ的なあれです。
本当にクビ宣告を受けて良かったなと心から思います。宇宙が私を新しい場所へ置くべく、上司を動かしてくれたのでしょう。本当にその計らいに感謝しております。
最初は上司2人を恨んだものですが、宇宙にその態度になるようにと動かされたと考えたら感謝しか残りません。
そして私の性格を考えても、私がお店を去るためには理不尽な態度が必要なんです。
宇宙は全てを見通しています。「なお」という人間を強制的に動かすためには理不尽な態度で扱わなければならないのです。
もしここで上司が優しい言葉で私に何かを言ってきたとしたら、
「私はもっと頑張ります！」
と宣言してまだお店に残っていたと思います。これでは私は次のステージに進めないんです。
宇宙は常に繁栄の方向に進んでいるので、この流れに乗らないということは宇宙が繁栄しないんです。
だから強制的になおを動かすために、上司に理不尽な態度を取らせたというわけです。
宇宙と同様に人も進化しています。
空の境地の瞑想をしていたり、意識が空に向いている人は意識が「繁栄の方向」に向いているんです。
こうなると人生の全分野が繁栄のために意識が向き、繁栄に必要なあらゆるものが手に入ります。
それは情報であったり、物質的なものであったり、精神的な繋がりであったりとさまざまです。
となると、繁栄に不必要なものは必ずお別れする運命にあります。
繁栄を妨げるものは去っていくのです。お花が育つために、優しい誰かが周辺の雑草を抜いてくれるように。
私も過去を振り返ると色々な人とお別れし、色々な環境から離れていきました。
最初は素敵な人だなぁ、一生ついていきたいなと思った人たちともお別れしています。
正直に書くと、その人たちとずっと一緒にいたら私は進化しなかったなと思うことばかりです。
足枷にすらなっていたと思います。考え方も方向性も全く違う方たちだったからです。
そうしていつのまにかたくさんのお別れをして今の私が在りますが、
今この瞬間が人生の中で1番最高の場所にいます。
だからぜひ安心してほしいのです。
自分が信じていたものや人が突然去っていくと悲しみを覚えるものです。
自分が悪いことをしたのではないかと罪悪感を抱える人もいることでしょう。
今は喜ばしいことだと思えなくても、実感は後からついてきます。
私がどん底時代から空の境地を掴み、この先安泰だと思い込んでいたら突然破壊のプロセスを体験してびっくりしましたが、
本当に破壊のプロセスを体験して良かったと心から思います。
破壊のプロセスを絶賛体験中です！という方は、おめでとうございます＾＾
今は心の痛みがあるかもしれませんが、そっとお祝いの何かをご自身に用意してあげてくださいね。
あなたがお祝いした理由はまもなく訪れます。それはもう意外と近いタイミングで訪れます。
この世界はパラドックスです。
お祝いは何かを達成したあとにするのではなく、先にお祝いをするからそのお祝いの理由が後から訪れるのです。
おめでとうございます＾＾
それでは今回もここまで読んでくださりありがとうございました🤗
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