
私は読者様から、「家族の癒し方」についてよく聞かれます。
例えば、
・子どもが怒りっぽい性格で、いつも子どもの顔色を伺ってしまう。どうしたら子どもは穏やかになる?
・子どもの引きこもりについてどうしていいのか分からない
・高校生の息子がオーバードーズをしてしまう。やめさせるにはどうしたらいいのか?
・子どもがグレてしまった。どうしたら前のような心の優しい子に戻るのか?
といったものです。
そして、共通して聞かれることは、
【瞑想をしていたら自分だけでなく相手も癒されるんですか?】
というもの。
結論!
瞑想でまずは自分自身の苦しみを癒すことが出来たら、肉親には特に癒しのエネルギーが届きます!
そして自分自身の内側に癒された土台を作り上げてから行動しましょうということが重要です。
自分自身が恐れの状態のまま、
①相手を直(治)そうとしないことです。
②相手をコントロールしないことです。
③そして、相手を100%信用することです。
④自分自身の中にある、相手に対する不安を消すことです。
これら①〜④について解説していきます。
今から書くことは、人によっては「そんなもんで相手がちゃんと正常になるのか?」と思う人もいるかと思います。
でも、これから書くことはお金もかからずタダで出来ることです。
恐れの状態から行動に移さず、この記事にあることをきちんとステップを踏んで、穏やかな状態から行動に移すことで状況は変わっていきます✨
騙されたと思ってやったとしても何も失わないので、やってみてもいいかな?と思う方はぜひお試しくださいね^^✨
コツは、きちんと穏やかな状態になってから相手に思いを馳せることです!
そして最後の方に自分と相手を癒す瞑想法も書いています。
この瞑想法は、ワンネスというものを体験出来て、あらゆる苦しみが癒される瞑想法でもあります。
自分が癒されると最高に気分が良いです^^苦しみから解消されて穏やかで幸せな状態になると、
その境地でなされる行動というのは、例えるなら9時間たっぷり寝て、栄養たっぷりの朝ごはんを食べて1日をスタートするようなものです。
睡眠時間4時間で二日酔いの状態で始める1日とでは、パフォーマンスに雲泥の差がありますよね。
お仕事で良い結果を出すのは、前者が圧倒的に良いというものは一目瞭然。
でも誰もが「やり方」を求めます。
同じ攻略法をやったとしても、結果が大きく違ってしまうのは「土台」が違うから。
だいたいの人が「睡眠時間4時間で二日酔い」の状態でふらつきながら人生という道路を走っています。
同じ運転でも、事故に遭う率が高かったり、イライラしたり、自分の苦しさだけに注目して余計に苦しくなるのは「睡眠時間4時間で二日酔い」状態のほうです。
他者を助けたいと思った時、まずは自分自身を整えましょう。
ではどうやって土台を整えるのかというと、「瞑想」なんです^^
後半に書いてありますので、ぜひお役立てください^^
..
私は読者様(50代のお母様)からお子さんについてご相談を受けたことがあります(掲載許可取得済)。
それは、高校生になる息子さんが悪いお友達とつるむようになって、
タバコを始めたかと思いきや、なんと市販の風邪薬を過剰に摂取するオーバードーズをするようになってしまったのだとか。
息子さんは遠い学校に通っていて寮に住んでいるので、ご家族が保護できる環境にはありませんでした。
オーバードーズが判明したのは、一時的に帰省した際に息子さんの鞄から大量の市販薬が見つかり、
それを不審に思ったお母様が問いただしたところ、オーバードーズをやっていることを息子さんが話したそうです。
これにはお母様は顔を真っ青にして怒りと悲しみで息子さんに長時間のお説教をしたのだそうです。
この一件があってから、一時的に息子さんのタバコやオーバードーズがなくなったのですが、
どうやらまた学校内で悪いお友達とオーバードーズをするようになったのが後に判明したのです。
その時期にお母様とお話しする機会があったので、解決法を求められた私はこう言いました。
「◯◯さん、息子さんの行動を止めないでください。もちろん、止めないとやり続けるんじゃないかとご不安になると思いますが、息子さんはあなたのお子さんです。オーバードーズが良くないことというのは、息子さんご自身が分かっているはずです。でもなぜそれをやるのかというと、一種のコミュニケーションなんです。彼は自身が一番伝えたいことを言葉の代わりにオーバードーズという行動で伝えているんです。その行動はひとつのメッセージであり、表現です。その表現を怒りで抑えつけるのではなく、受け入れてください。もちろんこの受け入れるという行為には勇気がいることでしょう。なぜならオーバードーズを肯定したら息子さんが死んでしまうのではないかと恐怖が生まれると思うからです。でも、オーバードーズという行為を肯定するのではなく、息子さんの存在自体を肯定するような意味合いで肯定してください。彼は、肉親であるあなたから受け入れられることを一番求めています。仮にそれが間違ったことだとしても。」
例えば、
「なんでそんなことをするの!!」
と頭ごなしに怒るのではなく、
「それをやってどんな気持ちになった?」
と、冷静に、穏やかに聞くのです。
後日、私は息子さんとzoomで会話する機会がありました。
お会いしたらお母様から聞いていた印象とはまた違った感じで、一見、今どきな男の子という感じでした。
オーバードーズをしているような学生には見えませんでした。
他愛もない話をしたのち、
「私は市販薬を過剰に摂取したことは一度だけあるんだけど、記憶が薄れちゃっててどんな体感だったのかが覚えてないんですよね。◯◯くんはどんな感じだったかな?」
と聞きました。
息子さんは、
「うーん…。なんかネットで書かれていたことよりも大した体感がなかったって感じでした。でも一回だけすごいふわっとしたことはあったかなー。」
「そうか〜。ご両親からは何か言われたかな?」
「まぁ色々と言われました。特に親父がうるさくて….。親父にはこんなことを言われて…(以下略)。」
どうやらお父様のほうがかなりきつくお説教をしたのだそう。
この後お母様には、「息子さんと共犯」になっていただくことをお願いしました。
というのは、常日頃からお父さんの方が息子さんへかなり厳しく教育をされていることが分かり、
彼にとっての逃げ道が「悪いお友達」であり、家族への拒絶を表現するためのコミュニケーション法が「オーバードーズ」だったのです。
ということで、
・この先、また息子さんがオーバードーズをして命が脅かされることになり、お父さんがまたきつくお説教したとしても、お母さんだけは100%味方でいること
・そして、どんなに曲がった道に逸れようが、息子さんがまたまっすぐな道に戻ることを100%信じること
・でもそれを息子さんに強要しないこと
・さらに、息子さんの将来を悲観しないこと
をお願いしました。
それはきっと勇気がいることだったと思います。
お腹を痛めて産んだお子さんです。
その可愛い息子さんがやっていることが、命を脅かしているのですから。
でも、息子さん自身が発していた表現・メッセージというのは、
・僕を受け入れてほしい
・僕、こんなに傷ついているんだ
というものだったのです。彼自身の心が傷ついていることを、自らの身体を痛めつけて表現していたのです。
息子さんの100%の味方であることをお母様にお願いしたのと同時に、
お母様にワークとしてやっていただいたことがあります。
それは、
「この子がグレてしまったり、極端な怒りやオーバードーズといった行動は、私の内側にある何から表現されているのだろう?」
とご自身の心に問うてみることです。
一見、他者が発している言動というのは他者だけのものにしか見えません。
しかし時には、自分の心の内側に溜まったものを相手が表現している場合もあります。
もし身近に怒りっぽい人がいたり、極端にわがままであったり、目に余る行動をとる人がいる場合は、
「この人の行動がもし、私の内側にあるものを表現しているのだとしたらそれは何だろう?」
と問うてみてください。
思いも寄らない答えが浮かび上がったりします。
それにただ、気づくだけです。
・もしかしたら私が人一倍傷ついていたかもしれない▶︎身近な人が自傷行為をしている
・もしかしたら私が一番、我慢を強いられたことに怒っていたのかもしれない▶︎身近な人が怒りっぽい
・もしかしたら私が人一倍悲しんでいるのかもしれない▶︎身近な人がずっと悲しみに浸っている
などなど、古い記憶の蓋が開いて目を背けていた感情が溢れるかもしれません。
もちろん出てこない人もいますが、注意深く観察してみると思わぬ発見があります。
これについては、引きこもりのお子さんにも同様のことをやってみてほしいです。
例えば、
「この子が引きこもるという表現を取っているのは、私の内側のどの部分を表現しているのだろう?」
「私の中のどの滞った感情や記憶がこの子を通して表現されているのだろう?」
という感じです。
引きこもるというのは、心を閉ざす拒絶の表現です。
もしかしたら、
・学生の時に親への怒りが抑えつけられたままで、親への拒絶がこの子を通して表現されているのかもしれない
・自分の中にある何らかの絶望がこの子を通して表現されているのかもしれない
などです。これは人それぞれ違うので正解というものはありません。
⬆️このワークをする時に、決して、絶対に、ご自身のことを責めるような観点では探らないでください!
誰も、何も、悪くないです。そこにあるのは「自分の家族が◯◯の状態にある」という事実しかありません。
と同時に、必ず「解決策」もあります。
なぜなら、「問題」が生まれたのと同時に、「解決策」が生まれているからです。
以上のことを踏まえた上で、ご自身を一番先に癒しましょう!
相手をコントロールしようとすると必ず反発されます。
誰だって、コントロールされることは嫌います。
そしてコントロールしなくてはいけないという強い思いは、目の前にコントロールしなくてはならない対象を生み出します。
相手をコントロールしたい欲求が生まれた場合は、まず先に認めましょう。
認めると消えていきます。
そして一息ついたら、瞑想しましょう。
以下に瞑想の手順を書いていきます。
——相手も自分も一緒に癒されるマゼンタピンクの瞑想——
瞑想で呼吸に集中していきましょう。
しんと穏やかな境地になったら、ご自身のハートにこう問いかけてみてください。
「私に出来ることは何だろう?」
「何が彼(彼女)をそうさせているのだろう?」
「もし私の中の痛みが彼(彼女)を通して表現されているのなら、それは何だろう?」
と問いかけてみてください。
何も期待せず、ただハートに意識を集中させていると、何かが浮かび上がる時があります。
もし、それがあなたにとっての痛みである場合は、その痛みを見つめていてください。
泣きたい時は泣いて大丈夫です。
その痛みはやがて消え去ります。
痛みが消え去った後、イメージの中で目の前に、自分が癒したい相手に登場してもらいます。
自分のハート(バストトップの中心)がマゼンタピンクのエネルギーで溢れていることを感じてください。

(⬆️麗しのマゼンタカラー)
そのマゼンタピンクのエネルギーを、相手のハートに届けましょう。
好きなだけ、相手にマゼンタピンクの愛のエネルギーを届けてください。
愛のエネルギーを届けながら、自分自身の身体のラインが溶けて、マゼンタピンクの海に溶けていくのを感じましょう。
相手も一緒にマゼンタピンクの海に溶けています。
あなたは、わたし。
わたしは、あなた。
あなたの苦しみは、わたしの苦しみ。
その苦しみを感じるかもしれません。
でもすぐに、その苦しみもマゼンタピンクの海に溶けて、消えていきます。
好きなだけ、その「今」を感じていてください。
マゼンタピンクの愛のエネルギー(海)の心地よさを感じながら、微笑みましょう。
あなたのタイミングで、ゆっくりと目を開けてください。
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あなたの大切な家族が、幸せと豊かさで溢れますように。
冒頭の息子さんのお話ですが、今ではオーバードーズやタバコを無事に卒業され、ごく普通の素敵な大学生になっています^^
これも、息子さんを受け入れた勇気あるお母様の力です。お母様がご自身の境地を整えて、息子さんを100%信頼したから起きた奇跡です。
ぜひ、今ご家族のことで悩んでいる方は、ご自身の境地を整えてからご家族に思いを馳せてみてください。
今、日本中でご家族のことで苦しんでいる方が、ご家族と共に幸せになりますように。